溶融炉

溶融炉(ようゆうろ)は、工業原料やごみの焼却により生じた不燃物(残渣)や飛灰を高温で溶かす炉のこと。灰溶融炉ともよばれる。

溶融の目的として、減容化、無害化、再資源化が挙げられる。残渣や灰は溶融炉内で高温になり液状化し、出滓口(しゅっさいこう)から排出された後、冷却され溶融スラグとなる。

・減容化 ‐ 残渣や灰を溶かし、固めることで容積が減少する。最終処分場(埋立地、等)の延命につながる。
・無害化 ‐ 残渣や灰には重金属やダイオキシン類などの有害物質が含まれることが多いが、重金属等はスラグ内に閉じ込められる為、風雨にさらされても有害物質の溶出を防ぐことができ、ダイオキシン類は高温で分解もしくは燃焼してしまう為、無害化が図れる。
・再資源化 ‐ 溶出試験によって安全性が確認されたスラグは、アスファルトに混ぜて路盤材として使用したり、コンクリートに混ぜて骨材として使用することが可能となり、資源として再利用することができる。